今回のゲストは、ジャズ・ピアニストの山下洋輔さんです。山下さんは数々の歴史をつくってきた音楽家ですが、ここ“さいはて”珠洲で新たな歴史の1ページが書き加わりました。
ステージのあとはディナーとトーク。奥能登国際芸術祭総合ディレクターの北川フラムが聞き手となって、山下音楽を掘り下げていきました。
11月10日(日)に“さいはてのキャバレー”にて「山下洋輔 さいはての『ジャズナイト』!!」を開催しました。
当日は、市外からも多くの山下さんのファンの方々にお越しいただきました。
フリージャズの演奏で歴史をつくってきた山下洋輔さんといえば、ひじで鍵盤を鳴らすフリー・フォームの演奏が有名。この日も山下洋輔トリオのテーマのようにして長年演奏されてきたという「グガン」でエネルギッシュなフリージャズを披露していただきました。
総合ディレクターの北川フラムさんとも付き合いが長く、50年前に作曲した「グガン」を弾くと、当時のフラムさんとの出会いを思い出すと、意外なエピソードも山下さんから聞くことができました。
ジャズ・ピアニスト。1969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。国内外のジャズ・アーティストとはもとより、和太鼓やシンフォニー・オーケストラなど異ジャンルとも意欲的に共演する。2016年、ウィーン楽友協会ホールで佐渡裕指揮のトーンキュンストラー管弦楽団と共演。2018年6月、結成30周年を迎えたニューヨーク・トリオの記念アルバム『30光年の浮遊』をリリース。多数の著書を持つエッセイストとしても知られる。
ABOUT
珠洲と佐渡を結ぶ船がなくなってから約40年、かつての乗船客の待合所が、
奥能登国際芸術祭2017を機に「さいはてのキャバレー」として生まれ変わりました。
19世紀パリで産声をあげたキャバレーのように、住民、旅行者、そして芸術家が集い、最先端の文化芸術を楽しみ、交流するスペースです。
多彩なゲストをお呼びし、さいはてのキャバレーイベントを開催しています。