大岩オスカール
ブラジル/アメリカ
武蔵野美術大学大学院修了。
80年代の活動当初から鉄という素材に魅了され、
溶断と溶接を繰り返しながら作品を制作している。
素材本来の硬質感や重量感、彫刻=塊という概念からも解放され、
空間を変容させていく。
“場”を深く観察し、可視、不可視に関わらずそこに存在するものを取り込み、
独自の世界を構築する。
近年は石膏、ガラスなど異素材の作品も発表。
主な受賞歴に、芸術選奨文部大臣新人賞、毎日芸術賞、中原悌二郎賞。
Photo by courtesy Oscar Oiwa Studio, NY
物語性と社会風刺に満ちた世界観を、力強くキャンバスに表現する油絵画家。独特のユーモアと想像力で、サンパウロ、東京、ニューヨークと居を移しながら制作を続けている。サンパウロに生まれ、建築学科を卒業した作家は、東京の建築事務所で働きながらアーティストとしても活動。奨学金を得てニューヨークに移り住み、現在も米国を拠点としている。大岩はよく旅をし、移動しながら複数の文化に根差した自らのアイデンティティを模索しているように思われる。緻密なタッチや鳥瞰図的な構図を使い、新聞記事やネットの中に社会問題の糸口を見出し、入念なリサーチをもとに大画面をしあげる彼の作風のファンは多く、国内外の多くの美術館で作品が収蔵されている。
主な展覧会
2019光をめざす旅 / 金沢21世紀美術館 / 石川
2018 終わりのむこうへ:廃墟の美術史 渋谷区立松濤美術館 / 東京
2016 世界は光に満ちている アートフロントギャラリー / 東京
2013、2016、2019 瀬戸内国際芸術祭 男木島 小豆島 / 香川
2008 夢みる世界/東京都現代美術館/東京
武蔵野美術大学大学院修了。80年代の活動当初から鉄という素材に魅了され、溶断と溶接を繰り返しながら作品を制作している。
素材本来の硬質感や重量感、彫刻=塊という概念からも解放され、
空間を変容させていく。“場”を深く観察し、可視、不可視に関わらずそこに存在するものを取り込み、独自の世界を構築する。
近年は石膏、ガラスなど異素材の作品も発表。
主な受賞歴に、芸術選奨文部大臣新人賞、毎日芸術賞、中原悌二郎賞。